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Tsuyoshi Ishihara,Videographer

  • 執筆者の写真: Rikiya Imai
    Rikiya Imai
  • 2015年7月1日
  • 読了時間: 5分

いしはら つよし:Videographer.カナダで映画関係の学校で3年学んだのち、帰国。現在フリーランスで、アート系や、商業系などさまざまな種類のプロモーションビデオなどを手掛ける。

Interview location➡Kamo river 鴨川https://en.wikipedia.org/wiki/Kamo_River

いまいりきや(以下I):こんばんは。かもがわいきましょか。カフェオレおごります。

いしはらつよし:こんばんは。ありがとうございます。はい、いきましょう。きょうはよろしくおねがいします。

I:最近はいかがお過ごしですか?

いしはらつよし:そうですね、ゲストハウスのPVの撮影が終わってすこしほっとしているところですね。

Production Company : JIKAN Design Director / Editor : Shohei Kitamura Production Manager : Yuka Wada Videographer : Tsuyoshi Ishihara

I:ゲストハウスの撮影の際、心がけてらっしゃったことは何かありますか?

いしはらつよし:ディレクターの意見も大事なのですが、ディレクターのイエスマンにならないようにしていました。

 ディレクターはアイディアマンなので、アイディアマンのイエスマンにならないようにしていました。

I:マン、をかぶせてきましたね。

いしはらつよし:そういうわけではないです(笑)。ディレクターと本当は、いろいろ言い合っていいものがつくれればいいんですけど、そこはそこで僕がそういう性格ではないので悩ましいところです。あ、最近の他のプロジェクトだと、舞踏家の方とお知り合いになって、そこからノルウェーのダンサーの方の映像を撮ってつくっていましたね。

I:つよしさん、きほん性格おだやかですもんね(笑)。今後はどういう展望でしごとをされていくおつもりですか?

いしはらつよし:そうですね、予算とセンスがあるプロジェクトをどんどんひきうけていけたらいいなとおもっていますね。今までは予算がなくてもいろんな撮影をどんどん引き受けてきたんですけど、やっぱり予算があれば、それだけ規模や技術をつかって撮影できるので。

 つぎの仕事が、大学のプロモーションビデオの撮影なのですが、予算があるし、一緒に仕事する方がモーショングラフィックの技術をもってらして。そういう自分が持っていない技術を使える方と協働できるのもすごく楽しみです。

I:つよしさんは、カナダの映像の学校に3年間いってらっしゃったんですよね。そこで何か得たものとか、今も活かしているものはあるんですか?

いしはらつよし:僕が好きな司馬遼太郎の言葉に、「社会のマイノリティになるとたましいに塩気がでる」という言葉があるんですけど。それを感じますね。

 ひねくれるというか、個性がでてマイペースになるというか。そういう視点をみにつけることができて、今も活きていればいいな、とはおもいますね。

I:へえ~。僕の知り合いの方がおっしゃてた言葉なんですけど、テーブルの上にお皿があって、お皿の上に食べるものがのっている。

 でも、たまに、お皿の上にのらずにお皿の外に、テーブルに直接ポンッとのってるたべものようなひとがいる。そういうひとはぶっとんでるから、お皿の上にきちんといる人からすると、考え方すごくおもしろい、とおっしゃってて。

いしはらつよし:はい。

I:日本でも、いろいろな外国人や在日の方は、パワフルだったりしますもんね。 

いしはらつよし:僕のおばあちゃんが、アメリカでうまれそだった日系2世なんですけど、日本にまたかえって来て、こっちでいろいろがんばって、結局日本人、ぼくのおじいちゃんと結婚したらしいんですよね。

 なんかそれをきいてるので、今京都や日本でいろんな思いで一生懸命頑張っているひとをみると、それを映像として、ドキュメンタリーとしてとりたいなあとおもいますね。

  お皿の上にのった食べ物は、僕でいうと、そういうPV撮影などお金をきっちりもらえる仕事だろうと思うんですけど。お皿からはみだした、やってみたいこと、というとやはりそういうマイノリティが真剣に働いている姿を映像でとりたいですね。

I:なるほど。つよしさんはもともと映像の仕事したいなあとかカメラ好きだなあと思ったのは、いつなんですか?

いしはらつよし:小学校の時、”今を生きる”という映画を見たとき、おもしろかったんですよね。ベタなんですけど。最近は映像に呪われているきもしますけど(笑)。

I:  人は、好きなことをしなきゃいけない、とかがんばりつづけなきゃいけない、という呪縛のようなものもありますもんね。それがいがいとストレスというか。いっそカメラをまったくさわらずに1週間ほど海外にいってみるとかどうですか(笑)?

いしはらつよし:日本の仕事が落ち着いたらふらっといってみたいですね。カメラを持ち歩かないとなんかいてもたってもいられないので(笑)、カメラをあえて持たないというのもおもしろいかもしれないですね。

  大学の時、ひとりだけすきだった教授がいて、そのひと、「こういう理論もあるけど、僕自身は結局あんまりわからない」とか、悩みをみせて、迷いをみせて授業を終えるんですよね。

 明確な答えなんて実はない、という人生をしめしてくれる、というか。好きでしたね。

I:ええかんじですね。

いしはらつよし: はい。

I: 終電がせまってるのでかえりましょうか。ありがとうございます。

いしはらつよし:はい。ではまた。

いしはらつよしさん ホームページ http://mikumopictures.com/about

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