Y/Teacher 先生
Interview location➡Jingu stadium,Japan 明治神宮球場,日本
Interviewer➡R
Y:こんちは!今日はよろしくね。試合が始まる!
R:今日はよろしく。Yさん、仕事は何してるの?
Y:うん、教員免許があるから、以前は学校で、教師をしてたよ。
R:あ、おれ先生苦手だ。
Y:まあ、そういわないで。先生って、労働時間長いのよ。授業以外に、いろんな仕事があったり、仕事のための準備する時間、クラブ活動の顧問とか、子供達のために一生懸命がんばってるんだから。
R:なるほど。
Y:確かに、学校で教わったことで不必要なこともたくさんあるとおもうけどね。将来、たとえば、IT、プログラミング、英語とかの比重が大きくなったりはするとおもうし、もっと、効率の良い教育方法がうまれたり、教える内容は変わって行くと思うけど。
でも親が働いている間、子供を預ける場とか、子供達が他の子供と共同生活をする場、というのは、教育のためにいつの時代も必要だと思う。あ、やっぱり阪神の応援は、熱いね!
レッツゴー レッツゴー レッツゴー チャンスだ 振り抜けかっとばせ チャンスだ 振り抜けかっとばせ オーオー オーオー オーオー オーオー ドンドドンドドン 倒せ! ドンドドンドドン かっとばせ! ドンドドンドドン!
R:熱いね!白い小さい球を木の棒で打って、走りまくるあそびに、何千人が集まる!わーい。で、最近はどうしてるの?
Y:病気になったのよ。体に悪性のガン、腫瘍ができてさ、入院して、手術したの。
それで、自分の人生を見直して、学校の先生をやめたの。
いまは、ときどき、日本語を、外国人に教えたりもしてる。あとは、友達と、ぶらぶらする時間を大切にしてる。
R:おお、それは、大変だったな。
Y:それまで、めちゃくちゃ遊んでた。私は、結婚が早かったの。やんちゃな女子だったからさ、やばい、相手が見つからない、この人しかいない、って思い込んで、若い時に結婚したの。家事が、きちんとできて、仕事も好きで、子育ても器用にできたの。。
でも、あそびたりなかったのね。自分に収入もあったし。
それで、いつか、旦那に冷めて、夜から、飲み歩くようになったの。気づいたら、彼氏が4人いて、旦那とは口をきかなくなってた。
R:それさ、つかれない?時間もかかりそう。いろんなことに。
Y:うん、超つかれた。今の私が、あの頃の若い自分にアドバイスするとしたら、
1.結婚はなんだかんだでできる、無駄にあせるな。
2.男は数じゃない、質だ。だいたい、遊びすぎると、遊んでるのか、遊ばれてるのか、わからなくなってくるよ。やることも、そんなに変わんないし。いろんな国籍の人と遊ぶと最初は楽しいけど、それも、まあ、まあね。
R:へえ。
Y:旦那はやさしくて、それでも、おこらなかった。離婚にはならなかった。そのあと、旦那の転勤が決まって、違う地域に引っ越したから、全ての、遊び相手とは、別れたの。
で、何となく体の不調を感じてさ、検査でもしとこう、って病院に行くと、腫瘍、悪性のガンが、みつかった。やっぱり検査は、大事ね、しとくべきね。
入院したとき、旦那優しくてさー。子供もやさしくて。私バカだな、って。家族って大事だな、って思った。
R:というか、何でそんなに、恋の風が吹いたんだ?4人同時は物理的にすごい風がふいてる。
心の台風の時期だったの?
Y:なんでかなあ、あれは風が吹いた気がしただけかもね。心の台風がくるとき、ちょっとわくわくするよね。
そもそも、周りの知り合いみても、不倫って最後はほとんど、「自分と相手の男性との別れ」か、「自分は相手とうまくいっても相手の家族の崩壊」か、2つとも悲しさをふくむ結論しかないからね。不倫した相手と、結ばれることはあっても、その後もうまく行くとは限らないしね。特に、私の周りは、そうね。まあ、人生、遊びたい時期もあるだろうし、そうじゃない時期もあるだろうし。心の天気予報はあてにならないよね。
R:なるほどね。たしかに不倫は長期的な視点でみるとその2つの結論しか最後はないね。
なんか色々大変そうだな。
Y:男の、性的な情熱には、たまに、感動するけどね。以前、男友達の家に泊まる機会があってさ。
こっちにアプローチかけてきたんだけど、体調悪いし、そもそもそういう対象じゃないから断ったのよ。
「私の前には、たくさんの男が列に並んでるから、あなたの順番は、こないわよ」って。
そしたら、彼が、「おれは、その列に並ぶ、死ぬギリギリまで並ぶぞ!」って笑。 遊びに命をかけようとする心意気は、おもしろいよね。
R:なるほどね。これからなんかやりたいことあるの?
Y:なるべく、幸せに生きたい。なんでもいいから、そのとき、やりたいことを、やってみたい。知らなかったことを、知りたい。子供に、誰かに、いろんなこと教えてあげたい、伝えたい。まだ生きてる間に。たびにもいきたい。
元々、自分が描いた、夢や、幸せに比例して、自分の人生は実現していく気がする。最初から、小さな幸せであれば、その計画した幸せしか実現しない。答えのわかった遊びよりも、幸せを追いかけたい。それは、お金のことだけではなくて、自分にとって、本当に大切なものがなにか感じて、それをおいかけたい。
あ、そろそろ今日の試合も終わりね。今日はありがとうね。またね。生きてるうちに、また会おうね。
R:okay!ご家族によろしく。ありがとう。またね。