top of page

Afumedo


Interview location➡Kuala lumpur,Lake garden 

Interviewer➡R

Afumedo(以下A):ここのハンバーガー屋のナシゴレバーガーは、間違いなくおいしいから、たべてみて。

R:ありがとう、あ、おいしい。今はAhmedoは何してるの。 A:今は、Malaya大学の大学院で医療を勉強してるよ。修士論文をもうすぐだして、博士課程に行くか、どうか考え中。

R:Ahmedoは、イエメン生まれだよね。どうして、今マレーシアにいるの? A:イエメンで生まれ育って、そのあと、4年間インドへ行った。その後、マレーシアに来て妻と結婚して二人で住んでいるよ。 R:奥さんとはどこで出会ったの? A:奥さんもイエメン人だよ。イエメンで出会った。奥さんは僕のイエメンの高校時代の英語の先生だったんだ笑。

R:へえ。先生と。ちゃんと勉強してたの笑。

A:してたよ笑。英語の先生として教えてもらって、先生と生徒の関係がおわって、そのあと何年かたってからつきあいだしたね。 R:へえ、なぜいきなり? A:ISのテロが世界中で起こってた時期だった。

 みんなSNSで、ISは、イスラム教の一部ではない、というんだけど、自分がイエメンのイスラム教の教育で習ったことと、まったく同じ事を、ISはメディアで主張してた。彼らのやり方にはもちろん反対で、ただ、イスラム教というもの自体に何が起こっているのか、自分が子供の頃から親や、まわりからおそわった常識が、本当なのかな?と疑いだした。

 それで、そういう、正直な思いをSNSで、コメントしたら、みんながすごく怒ってたんだけど、今の奥さんは、僕と同じように、イスラム教とは何なのか、IS以外にも、イエメンではシーア派とスンニ派の、争いがある、なぜ、争いがあるのか、とかそういう疑問に共感してくれて。それで、話してるうちに、個人的にも盛り上がって、いつの間にか一緒にいた。

R;へえ、不思議な縁だね。

A:イエメンでは、イスラム教は絶対で、イスラム教から改宗しようとすると、下手すると殺される。

 それなのに、社会人としてインドに4年いたとき、インドではヒンドゥー教が主流で、イスラム教の人たちは少数派で、差別されたりしている。

R:へえ、そうなの。 A:奇妙でしょ。常識や主流とされてることが、違う場所だと、差別の対象になっている。自分が、当たり前だと思ってたことは何なのか、自分が生きて行くうえで、信じることは、何なのか。

R:なるほどね。それは、どの国にもあるかもね。日本は無宗教の人が多いけど、宗教じゃなくても、常識とされてる概念を信じすぎて、視野が狭くなったり、苦しんでる人はいるかもね。 A:うん、イエメンのスンニ派とシーア派だって、最初は親族同士の争いが絡んでるからね。だから、僕は、無宗教になることを決めたんだ。イスラム教を信じるのをやめた。医療を勉強して、科学を勉強して、出来るだけ、客観的な基準そういうものを頼りに生きていこうと決めた。 神様が決めた運命の道、 を信じるよりも自分が選んだ決断こそが、 道になっていく、 道を作っていく、 という考えだね。

R:なるほどね。

A:ここ広いな、何で男二人でこんなロマンチックなところを歩いてるのかなあ。笑

R:さあねえ。まあ、気持ちいいからええやん。

A:まあ、そうだね。あ、きのこだ。ちょっと写真とって妻におくるよ。

R:きのこ。うん。マレーシアの大学院を卒業したあとは、どうするの?

A:日本で働きたいんだよ。そのために今日本語を勉強している。自分はジャパニーズドリームがあるんだ。

 宗教の拘束のない国で、自分を試してみたい。後、日本文化も好きだし、ワンピースも好きだし、日本人も好きだし、日本女性もきれいだし。

R: そうか、綺麗だけど、怖い人もいるし笑、あと、実際には日本には海賊はいないぞ。

A:知ってるよ。ただ、人生は一度だから、挑戦したいんだ、経験が、自分をどう感じさせて、 どう、自分がかわっていくのか、知りたい。もちろん大切な妻も一緒に、いく。

R:そうか、何か手伝えることがあればいってね。

 きょうはありがとう、またね。

A:こちらこそ!またあそぼう。


bottom of page