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Azie/Malaysian



2020/4

R:Azieさん。マレーシア封鎖lockdownされて移動制限もかかってるね。クアラルンプールはどういう状況ですか?もし、日本にアドバイスできるとしたら何かある?

Azieさん:特にないね笑。もし、日本でlockdownがでたら「be patient」我慢強く、忍耐強く、てことね。

食料品店への買い物は週1回で、必要なものを、買っているよ。

いつまで続くかわからないから、お金も無駄にできない。

仕事に関して言えば、リモートで結構柔軟に動けるし、それほど問題はないかな。あるとすれば、子どもが遊んでほしいとかいって仕事中にいってきたり、あとは料理をするために、仕事を中断するとかかな?

ただ、夫も今家にいるから、普段しない料理をしてくれたりして助かってるよ。

大事なことはパニックにならないことね。

あとは、危機の時、すごくいいアイディアをおもいつくとか、新しいビジネスチャンスだ、何かのチャンスとか言ってる人がいたけど、実際、ロックダウンが出てみると、ロックダウン中の生活は、政府の指示通りに、動くしかないし、経済的な補助は、政府がある程度公平に補助してくれるのに従うしかないしね。

現実的なアドバイスでいうと、現金を多めに持っていたことはよかったね。もちろんカードがつかえるならそれでもいいけど、現金をおろして普段よりも、おおめにもってると、いろいろ心配しなくてすんだから、それはおすすめするかな。

結局ビジネスチャンスとか、世の中の変化とかは、このウィルスがほんとうに終息してからの話だから。今は、ただ、家にいて、できることをやるしかないね。

東京、ロックダウンになりそう?

R:なるほど、実際の生活はその感じなんだね。教えてくれてありがとう。

どうかな。俺は政府じゃないからね。わからないよ。

A:仕事に関して言うと、めちゃくちゃ外回りとか、オフィスでの仕事が私はあったから、正直今、休めててうれしい。

R:お子さんたちはどう?おうちで飽きてない?

A:まあ、室内で遊べる遊びをいろいろ試して、漫画とかもめちゃくちゃみせてるね。


R:完全に出れないの?

A:Cannot.家族のうちひとりが、外に買い物に行けるね。

R:5分だけこっそりでたら、なんかいわれる?5分だけ!

A:あなたは、小学生なの?笑

警察に見つかり次第、いわれるし、つかまるかもね。子供は本当に全然外に出してない。

まあ、ロックダウン歴2週間だから、今後状況はどうなるかはわからないね。

シンプルに、家での時間を味わう時間だと考えてね。

状況がはやくおわるように、天に祈りながらね!前向きにね!

R:OK!Tq,アドバイスありがとうございます。またね。:)



2018/11

Interview location➡Kuala Lumpur,Malaysia Interviewer➡R <Kuala Lumpur> Azie(以下A):こんにちは。

R:最近はどうしてますか? A:最近は転職がおわってまだ、なれてはいないけどなんとか、がんばってるよ。 R:ああそうなんですね。少し落ち着いたならよかったです。今までどんな企業で働いてたの? A:マレーシアの電子機器のメーカー、外資で日系の会社、あとは、今また、マレーシアの企業で、人事、総務、会計、経理をやってきたわね。あとは、子供3人のお母さんという大きな仕事!笑。 R:3人!すごい。たしかに、Azieさんと一緒に働いていた時、ミーティングでなぜか仕事の話より、子育ての話をたくさんしてたよね。

A:家族は、とても大切。誕生日や、結婚式、宗教的なイベント、家族や親族で集まってたべものをたくさん集めてお祝いするの。とても、幸せな時間。先週も妹の結婚式でみんなでパーティ!

R:よかったなあ。

A:Rikiyaさんのご家族にも、神様からの祝福がありますように。RikiyaさんとRikiyaさんの大切な人たちが幸せでありますように。 R:ありがとうございます。会社でも5月~6月初めに、ラマダンで、断食してたね。 A:はい。普段は会社からつながってるイオンモールにご飯をみんなで食べに行ってたけど、ラマダン中はちょっと遠慮してました。

 ただ、ラマダンでも夜はたべていいので、吸収が良くなって意外と、太っちゃった。。。かも。笑。

R:え?そうなの?夜食べていいの? A:そうなの。朝から夕方まで断食で、それ以降は食べて飲んでもいいの。イスラム教徒にとっては、自分の信仰心を深めるために、禁欲の一環として、断食をするんだけど、今は、マレーシアにはモールもたくさんあって、食べ物もすぐ手に入るから、すこし、困ります。笑 

 で、ラマダンのあと断食明けのパーティがある。そこでまた食べる。笑。

R:笑。そうかあ。仕事で、日本人や、その他外国人と仕事してみてどうだった? A:そうねえ。仕事の目的が機械のように効率よくお金を稼ぐことだけになってしまっていって、周りを見下すスタッフやボスは、怖いわね。

 給料をきちんともらうことは大切だけど、仕事を通して、世の中に貢献したいから。雰囲気の悪い、悪魔のような仕事や会社は、魂が少し汚れる気がする。 R:悪魔!なるほどね。会計仕事、役所や法律関係の書類、細かい数字の仕事とかは、言い方しだいで、雰囲気がわるくなったりするね。

 何度かそういうのを目撃した気が。。。笑。ただ、銀行国際決済とか性質上細かいミスが許されない仕事は、あるからそういうのは、仕方ないよね。 A:たしかにね。でも、チームで協力できないと、最初はたえれるけど、人がどんどんやめてしまうし、マレーシアでは友人同士で給料や職場環境の話もするから、日本企業や、外資系は気を付けたほうがいいかもね。私たちは、上司の命令に、口では「はい、はい」とはいえるけど、心がどう感じるか、まではコントロールできないからね。私は大丈夫だけど、意地悪な指示には、イスラムの神、アラーが怒るかもしれない!笑

 マレーシアはみんな転職がおおいんだけど、一度、会社で仲よくなった人は、会社が変わっても仲いいし、プライベートな付き合いもつづくね。だから会社の評判もひろまりやすい。

この間、妹の結婚式に、前の会社の同僚が来てわいわいしてた。笑。 R:そうか笑。アラーにはなんとなく、怒られたくない!笑。あと、現実問題、現地の法務や細かい役所手続きとかの仕事だと、現地法人の外国人の駐在員より、マレーシア現地の人のほうが、役所とかになれてるし、現地の人のほうが明らかに得意だし機嫌よくしてもらってまかせたほうがいいよね。

 ローカルを無視した外資は成り立たないと思う。実際Azieさんは、日系の会計事務所がマレーシアで高い料金でやっていたコンサルティング業務を、会計事務所なしにひとりで普通に解決してたよね。税金番号の抹消手続きとか。

A:そうそう。日系コンサル会社ってなんであんなに簡単なことを難しそうに話して、高い料金とるのかな、っておもってた笑。それ、マレーシア人のふつうのひとたちもしてることなのにって。。笑。もしかしたら彼らも悪魔かも。。。笑!

R:ええ!悪魔ってことば、けっこう簡単につかうんだな?笑。とりあえずちょっと意地悪なら悪魔なの?それならおれも悪魔かもしれないな。笑。 A:Rikiyaさんはだいじょうぶ。でも気を付けてね。笑。自分ができる範囲でいいから、頑張ったり優しくしたり、世の中に貢献していれば、あとは、アラーの思し召しで人生が開いていく、と信じているからね。私たちに結果まではコントロールできないから。

 それを、إن شاء الله (インシャアッラー)というの。 :ああ、それヨーロッパのイスラム教の友人も同じ言葉、ゆってたね

日本、中国でも、「任天、任運」「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるね。仕事や生活を通して、人の人としての道を貫き、自分なりの善い行いを精一杯やった上で、天の判断に委ねる。

善行を積めば必ず成功するかというと、それは別もので、論語という本には、「死生命有り、富貴天に在り」て言葉もあるね。生きるか死ぬかは天がきめる、豊かになるか偉くなるかも天がきめる、自分ではコントロールできない。

 そもそも世俗的な成功を自分の目標にすることが違っていて、正しいことを積み上げていくと、心の心配、憂いがなくなる。心の憂いがなく穏やかに生きられればそれでよし、幸せと。

世俗的な意味で成功しないことを悲しんでいると、心の憂いが晴れることはないから、人生、楽しくなく終わってしまう。だから世俗的なものは、天がきめると思って、己は、やるべきことを淡々と一生懸命やる、と。   

 ごめん、これくらい、言っとかないとインタビューでのアラーの勢いを中和できない。

A:なるほど、mixね。笑。似たような言葉、そうなのねえ。

  子育てとかも、難しいね。自分の思い通りに、もっともいかないのが、愛する子供たちね!夫もときどきそうね!笑。إن شاء الله (インシャアッラー)!    Rikiyaさんが同じようなことをいうとなぜか、自分のこどもたちが言い訳しているときのように聞こえて、説得力がなんかないけどまあいいわ。まあ、許すわ。笑。

 思い通りにいかないけど、大切なひとや家族がいる家に帰ると、ほっとする。 R:え、 なんで。まあそうかあ。許してくれてありがとう。笑。

 今日はありがとう。俺は一人で野良犬のいる道をとぼとぼかえるよ。笑。

 もし、Azieさんが、日本にきて、俺もいたら、案内するよ。ありがとう。またね。Terima kasih!

A:Sama sama!こちらこそ、ありがとう。クアラルンプールでも、もし私が時間があるならお茶してあげてもいいよ。笑。またね!


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